パワハラ恫喝明石

明石・神戸・東播からパワハラ・恫喝をなくそう

そのためには、明石市長のパワハラ・恫喝の検証が必要です。

明石市「ハラスメント防止委員会」はどうあるべきか!?

明石市ハラスメント防止委員会開催 される

7/10に明石市ハラスメント防止委員会が開催されたとの報道がなされました。

【各報道の要旨】
明石市泉房穂市長による職員への暴言問題を受けて設置された第三者機関「市ハラスメント防止委員会」であること。
・委員は6名であり、会長は工藤涼二弁護士(69)、委員には兵庫県警OBなど。
・委員会は、市長や副市長、それに教育長など「特別職」からのハラスメントに対応
・委員会は今月中に相談窓口を設置する方針

事前に発表された資料
委員の方々
会長 工藤 涼二 弁護士(行政オンブズマン)
委員 三木 英明 一般財団法人 兵庫県交通安全協会
 (元明石警察署長)
委員 中島真 明石市総務局長

委員 佐野 洋子 明石市こども局長
委員 北條 英幸 明石市教育局長
委員 大岡 久典 明石市職員労働組合連合会議長

【意見】
  泉市長のパワハラ・恫喝発言に対する検証・評価を同時に行うべきです。過去の検証と評価をおこなって初めて、防止策の策定ができるのでないでしょうか。
 今後の問題ではありません、泉市長が行なったパワハラ・恫喝、その取り組みがこのハラスメント防止委員会でなされてこそ、明石市が新しいパワハラ・恫喝のない街に変ることができるのです。

 泉市長のパワハラ・恫喝問題に関して、このハラスメント委員会は第三者機関とは言えません。なぜかといえば、泉市長が任命をし、泉市長の附属機関であるからです。

 また、メンバーが、明石市の総務局長、こども局長、教育局長がメンバーであれば、第三者機関とは言えません。こんこような体制で、市長や副市長などのような特別職のハラスメント行為
を防止する第三者委員会とは言えるはずがありません。

【各報道】

日付 報道機関 見出し 内容(一部抜粋)
2019-07-11 毎日新聞 市ハラスメント防止委員会
明石市の防止委初会合 
市長暴言問題受け設置/兵庫
明石市泉房穂市長による職員への暴言問題を受けて設置された第三者機関「市ハラスメント防止委員会」(6人)の初会合が10日、明石市役所であった。
会長の工藤涼二弁護士(69)ら委員は「市民のためになるよう、働きやすい職場作りに取り組む」
https://mainichi.jp/articles/20190711/ddl/k28/010/396000c
2019-07-10 NHK 明石 ハラスメント防止で初会合 明石市では、ことし2月、泉市長が道路工事の用地買収にからんで担当の幹部職員に暴言を浴びせていた問題で辞職しました。
泉市長は、3月の出直し選挙で再選を果たしたあと、ハラスメント問題の再発防止策として、専門家による「第三者委員会」を新たに設けました。

泉市長「私自身の件を含めまして、まさに明石市としてこのテーマについてしっかり取り組むことが強く求められている」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190710/2020004293.html
2019-07-10 サンテレビ 市長暴言問題の明石市 特別職のハラスメントに対応 市長による職員への暴言が問題となった明石市で、市長や教育長など「特別職」からのハラスメントの相談を受け付ける第三者委員会が設置されました。
明石市ハラスメント防止委員会」は弁護士や兵庫県警OBなど6人の委員で構成され、10日初会合が開かれました。
市は、去年、一般職員からのハラスメントの相談に応じる窓口を開設しましたが、このたび設置された委員会は、市長や副市長、それに教育長など「特別職」からのハラスメントに対応します。
http://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2019/07/10/13398/

◎内容で事実関係で誤ったものがあれば連絡願います。検討します。

市長のパワハラ・恫喝に対する明石市の現状(7/9現在)

 明石市長のパワハラ・恫喝問題の件で、市議会や市当局はどのような対応をしているのでしょうか?!
 明石市議会の議事録等によれば、特別職公務員パワハラ事案を扱うハラスメント防止委員会を明石市長の附属機関として設置することが、6月28日の定例議会で可決されました。

 しかしこの「ハラスメント防止委員会」は、泉房穂市長が行なったパワハラ・恫喝について検証や評価を行うものではありません。
 ハラスメント防止委員会ができるのであれば、まず泉市長のパワハラ・恫喝につい
て、取り組む必要があるのです。

 この「ハラスメント防止委員会」では、特別職(市長や議員等)のハラスメント事案の相談・通報の受理をして、内容についてハラスメント防止委員会で検討、とりまとめた意見を市長に報告するいうものです。
 この特別職に対する「ハラスメント防止委員会」は、特に明石市に場合は市長がパワハラ・恫喝を行なったものであり市長の付属機関として設けることが問題があるのです。

   議案第5号関連資料 「明石市ハラスメント防止委員会」の設置について

  ◎委員構成 6名
   外部有識者 2名(うち1名は弁護士)
   市幹部職員 3名(総務局長、こども局長、教育局長)
   職員労働組合の代表 1名

 泉市長はアンガーマネージメント講習を受けて、パワハラ・恫喝は行わないとおっしゃっていますが、仮にパワハラあった場合、職員は相談窓口へ相談が出来ないのです。総務局長、こども局長、教育局長は市長の部下なのであり、市幹部 3名が委員会の委員であるため相談できないのです。
 わたしは、 「ハラスメント防止委員会」は市議会の附属機関とし完全に第三者機関とすることが必要だと思います。

パワーハラスメントや恫喝をなし崩しにしない。明石の将来に禍根を残す!

 明石市の泉市長は2019年1月29日の記者会見で、「(発言は)パワハラであるだけでなく、もっとひどいものだと受け止めている」、「弁明の余地もない」「不名誉なことで明石の名を全国に広めてしまい、申し訳ない」と表明されました。

 そして2月1日に「私の行為は断じて許されない。不祥事に厳しく対応してきた者として、自分への処分が軽くなるのはあり得ない」と辞職を決断され、パワハラ・恫喝の加害者として自らに厳しい処分を課すとして、市長を辞職されました。
 市長を辞めることが 市長の「パワハラ・恫喝」に対する厳しい処分ですか ?!

 そして、支援団体や市民からの署名などがあり、3月7日に記者会見で泉さんは市長選への出馬を表明され、3月17日の市長選での勝利されたのです。
 私は市長選挙に勝利されたことと「パワハラ・恫喝」は別問題と思うのです。
全国に轟いた明石市長のパワハラ・恫喝について、何が問題だったのかを第三者による検証が必要なのです。

 市長選で多くの人が泉市長に投票したということは、これまでの泉市長の実績を評価したものかもしれません。しかし、その市長の評価と「パワハラ・恫喝」は別問題なのです。

 この明石市長のパワハラ・恫喝をあいまいにしていけば、実績をあげていれば、パワハラ・恫喝は許されるという社会的な風潮が醸成され、助長するのではないかと思っています。

 辞職が厳しい処分ではありません。すぐ復活も可能であり、それを実践されました。
 明石においてパワハラや恫喝をなくするために、明石市明石市議会は明石市長のパワハラ・恫喝問題に対し第三者機関での検証・評価・防止策の決定や「パワハラ・恫喝」条例の制定を行っていただきたいと思います。明石市長の「パワハラ・恫喝」問題の検証がないなら、明石市の将来に禍根を残します。

 市長のパワハラや恫喝を契機に、明石市ではパワハラはどんな立場の人でもダメなのだと言えるような街にしていくことが必要だと思います。5年、10年、15年、20年先に振り返ってみて、明石はすばらしい街だといえるように!


パワハラ・恫喝から明石市長再選まで
●2017/6 市職員に「(ビルを)燃やしてしまえ。火を付けて捕まってこい」などと暴言を吐いていた。
●2019/1/29 明石市長、記者会見 「(発言は)パワハラであるだけでなく、もっとひどいものだと受け止めている」「弁明の余地もない」
●2019/2/1 パワハラ、恫喝に対して自らに厳しい処分として市長を辞職
●2019/3/3 支援団体の要請や市民からの署名で市長選への出馬要請
●2019/3/7市長選に出馬の記者会見 
●2019/3/14 市長選に勝利、他候補に大差
●2019/4/14日告示の日に無投票で市長に当選

◯事実関係等で間違いがあれば連絡願います。 変更・削除等、検討します。

                        以上